[ICC]Creative Conversations 2007 開幕!
(2007-02-07)
sapporo ideas city
Creative Conversations 2007
「Ideas are the future. (創造は未来へ)」
札幌市はサービス産業の割合が他の都市に比べて高く、安定かつ豊富な行政財源を持たないという問題を抱える一方で、オールドエコノミーに依存せず、常に創造的な発想で都市としての将来の発展を見すえ、デジタルコンテンツ産業の振興を推進するなど、新産業創出のための基盤を着実に築いてきました。
「クリエイティブ」という言葉が期待と羨望の意味を込めて様々な分野で使用されている昨今、横浜、富山、静岡など国内でも多くの都市が、「クリエイティブ」をキーワードに様々な戦略を展開しています。この分野で日本のはるか先を行く欧米諸国では、効率性や合理性といった従来の経済思想が尊重してきた価値からの脱却を図り、激しい国際競争の中で生き残るための方策が次々と提案されており、中でもイギリスではこの潮流をいち早く察知し、独自の「クール・ブリタニカ」というブランディング戦略が見事に結実し、国家の再生を実現しました。
その秘密の鍵を握る元ICA(Institute of Contemporary Arts)のディレクターで、現在は世界中の政府のコンサルタントとして活躍しているPhilip Dodd(フィリップ・ドッド)氏を招き、都市にとってクリエイティブがいかに重要か、緊急課題の提示と具体的な方策を提案していただきます。後半では市内の各分野で活躍しているスピーカーによる具体的な取り組みの紹介も行われます。
●主 催:札幌市、財団法人さっぽろ産業振興財団
●後 援:北海道経済産業局(予定)、北海道(予定)
●日 時:2007年2月20日(火)13:00~17:30
●会 場:札幌プリンスホテル(国際館パミール 6階 日高) 札幌市中央区南2条西11丁目
●タイムスケジュール:
13:00 イントロダクション
進行役:Steve Baker(スティーブ・ベイカー)
13:40 基調講演「中国の戦略事例と札幌がとるべき方策」
元ICAディレクター Philip Dodd(フィリップ・ドッド)
14:30 (休憩)
15:00 講演 ※講演名はすべて仮題です。
1)企業・組織の取り組み: 北海道デザインネットワークの取り組み
NPO法人北海道デザインネットワーク事務局長 山岸正美
2)若者の取り組み : 映画を通して感じる札幌の街
映画監督 島田英二
3)教育現場の取り組み : 学生の未来における役割
札幌市立大学図書館長・デザイン学部教授 武邑光裕
17:00 挨拶
札幌市長 上田 文雄 — 地方行政の取り組み -
※日本語への同時通訳を予定しております。
●参加方法:事前登録をお願いいたします。(参加料無料)
※下記参加申込先宛て、お名前、所属企業(団体)名、ご連絡先(電話、e-mail)をご連絡ください。
●お問い合わせ・申込先:
財団法人さっぽろ産業振興財団インタークロス・クリエイティブ・センター(ICC)
電話:011-817-8911 FAX:011-817-8912
e-mail:ideascity@icc-jp.com
************************************************************************************************************************
■Philip Dodd(フィリップ・ドッド)氏プロフィール
ブロードキャスター、コメンテーター、ビジネスマンとして、多数の賞を受賞。
2004年には英国ガーディアン紙で「同世代の人物の中で、政治的、文化的動向を最もよく理解している頭脳明晰なアナリスト2人」の1人に選ばれた。
1990 年代には、「Demos」というシンクタンク向けに国家のアイデンティティーについての資料を作成し、これがイングランド政府がブランディング戦略として打ち上げた「クール・ブリタニア」政策を形作る上で重要な役割を果たす。
首相の政策委員会に対してセミナーを行う一方で、BBCなどの主要メディアのブランドマネージャーとしても活躍。1999年には、Elle Decoration誌に、「イギリスの優秀な文化的実業家5人」の1人に選ばれた。
1997年から8年間、ICAのディレクターを務める。ICAに対するブレア首相の評価は高く、「当代無比の革新性と斬新なアイデアを有する」と称した。在職期間中は多くの革新的事業に着手し、ターナー賞に代わる、Beck's Future賞や、作家のレジデンスプログラムを作り、2000年にはCultural Entrepreneurs Club (文化実業家クラブ)を設立した。同クラブは、500以上のロンドンを拠点とするクリエイティブ・ビジネスのサポートを行うエージェントで、メルボルンやシンガポール等、世界中の注目を集め、Financial Times紙や北京のEconomic Observer紙等に取り上げられた。
創造都市を題材とした著作も多く、北京朝陽区の創造都市アドバイザリー・ボードのメンバーでもある。徐々に頭角を現す中国の重要性にイギリス国内でいち早く気づき、ブレア首相の最初の中国訪問に合わせて、1998年にICAを北京や上海へ進出させた。1999 年にはICAでアート、音楽、ダンス、文学をミックスした北京文化芸術シーズンを開催した。
2004年、ICAを辞め、Made In China(英中間の文化、教育、商業に関するプロジェクトを企画する団体)に移る。また、現在はLi Ka Shing財団のコンサルタントも務める。
中国とのネットワークは過去7年間で大きく広がり、その活動はSky、Financial Times、北京Economic Observerなどのメディアで取り上げられた。マンチェスターでは、行政の依頼によりイギリス国内初となる現代中国フェスティバルを監督し、2006年にはメルボルン政府からデザイン・フェスティバルの中国に関する部分のコーディネートを一任された。本国イギリスでは首相官邸において中国に関するセミナーを行うなど、各国政府の信頼も厚い。
キュレーターとしては建築とデザインを専門とし、これまでにヘイワード・ギャラリーからICAまで多くの大規模な展示をを手がけている。2004年にはトラファルガー・スクエアで「戦艦ポチョムキン」をPet Shop Boysのサウンドト
ラックで上映、約3万5千人の観客を集めた。
教育者としての活動も盛んで、最近ではロンドンのキングス・カレッジやロンドン芸術大学などで教鞭をとり、両校において、文化経済学修士課程の発展に大きく貢献した。また、ニューヨーク、ブタペスト、ワルシャワ、ベルリン、中国では香港、深州、広州など多くの都市で講演を行っている。
書き手としてもFinancial Times、Observer、the Guardian、the Independentなどイギリスの主要全国紙や、書籍、雑誌などにも記事が掲載されている。専門分野である芸術分野の他にも、国家のアイデンティティーを取り扱ったものもあり、English Plitics and Culture (共著)やThe Battle Over Britainは有名である。映画「Edward Said: The Las Interview」では、プロデューサーも務めた。雑誌関連では、政治誌であるNew Statesman の副編集長であり、イギリスの映画協会の賞を受賞したSight&Sound の設立者である。また、BBC のクリエ
イティブ・ディレクターであるAlan Yentob のコンサルタントを3年間務めた。Radio3 の芸術番組、Nightwaves のプレゼンターでもある。

